Gleason score 6

2018年5月18日金曜日
 会社を休み、午後1時半から生検結果を聞きに病院へ。数日前から「癌だったらどうしようか?」「いや、大丈夫だ」と言い聞かせてみたりしたが、待合室ではもう、結果を受け入れるしかないと決めていた。癌の宣告に備えてノートに書いてきた内容を読み返し、主治医に聞くべきことを復唱していた。「癌でなければ、みんな笑い話ですむし」と思いつつ。


 前の患者さんが出てきたのになかなか自分の番号が表示されない。この病院ではプライバシー保護のため、すべての患者が原則、受付番号で呼ばれる。5分以上経過する。「ああ、これは僕が癌だから、いろんな書類を用意しているのだろうな」と考える。

 やっと番号が呼ばれた。中に入ると医師と目が合う。表情は心なしか硬い。そうなのか?
いすに座って向かい合う。
「生検の結果ですが、癌が見つかりました」。話には聞いていたが、最近はこうやって、いきなり言われるのだ。
「ああ、そうですか…」。

 手元にはすでに紙が用意されていた。

 中分化腺癌、Gleason score : 3+3=6 (右:2/6  左:2/6)
 つまり、12カ所の検体から左右それぞれ2本ずつ、計4本見つかった。悪性度はちょうど中間ということだ。ちなみに、低分化が一般の細胞からかけ離れた悪質なもの、高分化が一般細胞に近いもの、という分類のようだ。
 

 「これからは早いほうがいいです」とN主治医=これまで生検を渋りに渋ってきたツケ。こんなことなら、やれ、ラテント癌だ、どうだといっているのではなくて、さっさと生検やればよかったんだ、との声が聞こえてきそうだ。事実、妻からは帰宅後、そう言われた。=
 

 6月中旬に移転を調べる腹部、骨盤部、胸部CTと骨シンチと呼ばれる検査。それを見た上で治療方針を決める。
 

 この日の主治医の意見では、転移がなければ、小線源療法か陽子線でいけるのではないか、とのこと。根治を目指すなら根こそぎ取る外科的な手術をダビンチで行う選択肢もある。どうする?
 

 前立腺癌は自分でいろいろと決断しないといけない。そのためには調べないといけない。何の因果か癌になり、これから死ぬまでつきあうのだ。
 

 チキショー、とは思わない。でも、こうは思うんだよね。「なんでまた俺なの?いっぱい、苦労しているじゃん、ほかのことも」と。だが、何事にもこうなる理由があるのだろうし、乗り越えていく力があるから来たのだと信じる。

投稿者: otokonobyouki

前立腺がん発症時57歳。PSAの値がじりじりと上昇したにもかかわらず生検から逃げ回ったのがたたり、T2cの診断。男性機能喪失と尿漏れを避けるために陽子線照射で治療した。その記録と、若い頃から次々とできてきた尿道結石、ESWLの記録。

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