治療法を決める

6月9日土曜日その3
8日午後、二日間にわたる検査の結果を聞きに病院へ。診察は30分遅れの表示。前回もそうだったが、待たされて不吉な結果が…。
 

順番が来た。中に入る。N医師が骨シンチとCT画像を確認する。「画像を見る限り、転移はなさそうですね」。骨シンチの骸骨の画像には背骨などに黒い点がいくつかある。「これはなんですか?」と尋ねる。


 「こういうのはよくあります。とくに若い年代には。大丈夫ですよ」。転移の可能性を示す数値が0%となっている。あー、よかった。


「それでは、TNM分類はT2cN0M0ということでしょうか?」と尋ねる。生検の結果、左右のサンプルから2つずつ、検出されているのだから、両葉にガンがあるということ。「そうですね。放射線で行けると思いますよ」。ダビンチ使いのN医師だが前回、ダビンチによる手術を僕がやんわり否定していたことを覚えていたのだろう。

 「これまでいろいろ調べてきて、小線源か陽子線で行きたいのですが」と僕が話す。N医師は「それでよいのではないでしょうか。どうされますか?」治療法をせかされるのはどうかと思うが、それだけ、どちらでもよい、ということのようだ。


 「では、陽子線でお願いします」。この先、極端にいえば命を預けることになる治療方法を告げた。
N医師が所属するこのY病院には陽子線治療はない。
「わかりました。では、紹介状を書きますね。ただ、陽子線治療以外は引き続きこの病院で連携することになります」と説明を受ける。つまり、毎月のPSA検査はY病院に来る、ということだ。
 

この地方で陽子線治療設備のある「市陽子線治療センター」は主治医からの紹介状を元にまず、セカンドオピニオンとして患者と面会、主治医から渡されたすべてのデータを元に陽子線治療ができるかどうかを判断する。そして、治療可能となれば、その後の方針を立てていくという。


 陽子線治療センターのウェブサイトによると、中リスク群の前立腺ガンには最低6ヶ月から8ヶ月のホルモン療法を施した後、週5回、合計21回、1回あたり3.0GyE(グレイ・イクイバレント)、合計63.0GyEという。これがどのような放射線量なのか。新しい病院で聞いてみることにする。文系にはよくわからない。

投稿者: otokonobyouki

前立腺がん発症時57歳。PSAの値がじりじりと上昇したにもかかわらず生検から逃げ回ったのがたたり、T2cの診断。男性機能喪失と尿漏れを避けるために陽子線照射で治療した。その記録と、若い頃から次々とできてきた尿道結石、ESWLの記録。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

WordPress.com で次のようなサイトをデザイン
始めてみよう