金属マーカー留置術のために入院。新人君の練習台に

2018年12月14日金曜日
退院して3時間が経過した。まだなんだか、股に違和感がある。陽子線照射の的(まと)を作る「経皮的放射線治療用金属マーカー留置術」などのための1泊入院だった。時間の経過を追って記録してみる。
 13日午前10時に入院手続きを終えて病棟に行く。生検の経験があったため今回も個室をお願いした。トイレが近いことは何にも代えがたい。今回も結果的によかった。身長、体重を測り、ホルモン治療による激太りを再確認。これが終わったら必ずやせると誓う(笑)。洋服を着たまま計測して83キロ。1キロ引いたとして82。ホルモン治療開始前より4.5キロ増。きわめてまずい。
 担当してもうらう看護師さんはK君という男性。新人さんだ。点滴のルート確保は「得意です」と言っていたのに左腕で取れず、おまけに針を刺したところがメチャクチャ痛い。「いててて」と言うと「血も来てくれません。ダメです」と。「オイオイ、ダメですじゃなくて。痛いって」というのをこらえ「あと1回やってダメだったら先輩に代わります」と半ばしょげるK君を励まして右腕に。今度は血管に命中したが点滴の管を差しこむ前に血液がダラリ。実験台だよ、これは。
 点滴は退院直前まで差している。中身はビカーボン輸液(いわば生理食塩水)。手術後に抗生剤やら止血剤を投入するためにつけられているようなものだ(と思う。たぶん、もっと違う意味があるんだろうけど。)
 留置手術は午後2時ごろから。昼ご飯は絶食。前夜に下剤を2錠飲んで朝、出していたが、さらにまた、ここで浣腸をするという。Y病院では「レシカルボン」という座薬で入れると炭酸みたいにしゅわーとなっていきなり、もよおしたが、今回は「イチジク浣腸120ミリリットル」。「使ったこと、ありますか」と聞くので「ありません。これ、Kさんが僕のおしりに突っ込むの?」と聞く。「そうです。これすごい効果早いので、トイレの扉開けて、すぐに入れるようにしてから入れます」。
 ゼリーを塗って手早く尻の穴に挿入。また、この感覚。前立腺ガン治療はいつも尻の中に何かを入れられる。「いきます」の言葉とともに液体が入ってきた。120ミリリットルは結構時間がかかる。いやあ、確かにおなかがヤバい。「高齢の方だと注入中に出しちゃう人もいますから」とK君。終わるやいなや個室のトイレに駆け込んだ。これ、もし大部屋だったらどうするの?トイレで浣腸するのかな。
 そうこうしているうちに時間が来た。生検と同じで看護師さんが車いすを空で押し、僕は自分で歩く。関係者エレベーターに乗り、処置室に向かう。「生検よりは楽だった、とみなさん、おっしゃいますよ」という放射線科外来の看護師さんの言葉を信じて「もう、ここまで来たら痛いのなんのっていってられないなあ」と覚悟する。
 処置室についた。K君といったん、別れ、外来看護師さんに引き渡された。目の前にあるのは、手術台ではなくて、砕石位になるためのいす。あー、これか。とんでもない格好するんだ。
いすの前にはカーテンの仕切り。おなかから下は自分では見えないようになっている。「では、ズボンとパンツを脱いでバスタオルで前を隠して座ってください」と看護師さん。いよいよ、始まる。

投稿者: otokonobyouki

前立腺がん発症時57歳。PSAの値がじりじりと上昇したにもかかわらず生検から逃げ回ったのがたたり、T2cの診断。男性機能喪失と尿漏れを避けるために陽子線照射で治療した。その記録と、若い頃から次々とできてきた尿道結石、ESWLの記録。

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