1月21日月曜日
陽子線センターは月曜日に必ず、医師の診察と体重測定がある。この日は81.9キロと1キロ減っていた。酒を完全にやめているせいかもしれない。診察はいつも部長医師が担当するようだ。
「変わりありませんか。膀胱炎などの副作用が出る人もいます。大丈夫ですか?」とO部長。「はい、何も変わりません。大丈夫です」と僕。陽子線待合室で看護師さんにも聞かれて同じ答えをした。すると「そうですよねえ、まだ4回目だものねえ」。笑顔で応じた。
ところがである。その4回目の照射を終えて1時間もすると、膀胱に異変が出てきた。ぐっと押されるような違和感。これは紛れもなく、膀胱炎だ。この感覚は尿道結石持ちだから分かる。やはり、膀胱が弱い僕にはてきめんに来るのだ。うーん、この違和感。「何かあれば医師か看護師に伝えてくださいね。薬を出します」と言っていた部長の顔が浮かぶ。明日まで待てないなあ、この違和感。手持ちの薬でなんとかしよう。
ブスコパンが薬箱にあった。胃や膀胱のけいれんをとりつつ、痛みを抑えてくれるはず。薬剤師ではないから確かではないが、とりあえず飲む。次第に収まってきた。よし、これで明日の午後の照射まで持たせよう。だめならまだ何錠かある。
まだ4回目でこれだ。残り17回。どんどんひどくなるのか。また新たな不安の種が出てきた。