2019年5月17日金曜日
陽子線治療後、少しずつ上がってきたPSA。日頃は忘れているが、病院の検査日が近づくと「大丈夫かな」と思ってしまう。前述したが、がん患者のPSA検査は一カ月に一度まで、健康保険が適用される。4月下旬の診察では同じ月に2度になってしまうためこの日まで待った。
診察の1時間前に検尿、採血、レントゲン撮影(これは結石のため)を済ませて待つ。いったんは自分の番号が診察の順番を知らせるモニターに出たのだが、すぐに消えてしまった。たぶん、血液検査の結果が出ていないのだろう、と思っていると、医師をサポートしている事務の女性が出てきて予想通りの答え。結局、1時間半待たされた。
以前、がん告知を受けた時、かなり待たされたことを思い出す。また医師が再発の際の資料をそろえているのか、とも考えたが、いくら上昇しても、PSA再発とされる2.00ナノグラム/㎖を超えているはずはなかろうと勝手に解釈して待った。
ようやく番号が表示された。ノックして部屋に入る。「PSAは下がっていますね」とN医師の第一声。ほっとする。「おそらく、このあたりの数値で推移するのかもしれませんね」。
この日の数値は0.67ナノグラム。
Y病院での検査結果だけだと、陽子線治療後の2月26日0.51、4月2日0.78だった。3回目に下がったことになる。
だが、一難去ってまた一難。N医師は「がんの問題はとりあえず大丈夫ですが、こちらですね」とレントゲンを見せてくれる。左腎臓にある1.3センチの結石。「ずっと動いていません。このまま放置しても出ないと思います。腎臓に悪影響を与えています。取りましょう」。
前回の診察で、経尿道的結石破砕術(TUL)と体外衝撃波結石破砕術(ESWL)の説明を受けていたので、全身麻酔、つまり、痛くないTULの方に気持ちが傾いていたが「いや、場所がESWLに適していますし、何より、全身麻酔にはリスクが伴います。やるならESWLでどうでしょうか」と強く勧めてきた。
もっとも、「いまも機械は進歩が著しく私は動かせません。若い医師が担当しますが」と言う。「痛いと聞きますが」と話すと「でも我慢できないような痛みではないと思いますよ」と言うではないか。
いやいや、陽子線治療の時に受けた経皮的金属マーカー留置術の時も言われましたよ。「たいしたことはありません。寝る人がいるぐらいで」。嘘ばっか。脂汗が出ました。いろんなブログを読んでみると、みんな結構、大変そうな感想を書いている。激痛、吐き気…。
「7月まで考えさせてください」と保留して病室を出た。いやあ、もうやるしかないんだろうな。なんでこの年になって痛いのばかりやるんだよ。そんなに悪いことをしてきたか?
じりじり上がるPSA
2019年4月24日水曜日
きのう、Y病院で4月2日の血液検査の結果をもらった。0.78ng/ml。前回2月26日が0.51、同じキットで計っている比較で言えば、陽子線照射前の12月11日は0.08だから、0.6の上昇である。
2月14日に陽子線照射が終わったのだから、直後から上昇していることになる。放射線科の医師は「多少は上がってきますが心配ないですよ」とは言っているが、0.6は「多少」なのか。
Y病院泌尿器科のN医師は「再発の可能性はあります。もちろん、放射線の後に上がることはありますし、このまま横ばいになればよいのですが」と、きわめて冷静に言っているが、これはどうなんだ。
「とにかく毎月、PSAを監視しましょう」とN医師。PSA検査の保険適用は3カ月に一度のはずでは?と問いかけると「がん患者の場合は1カ月に1度、大丈夫です」とのこと。もちろん、PSA再発の定義は2.0以上の上昇だと言われている。それに、放射線系の治療の後にPSAが急上昇することはままある、というのが統計上分かっている。3割前後の人が上がるという。とにかく注視する。いまはそれしかない。
同時に診察を受けている尿管結石だが、24日のレントゲン撮影では「腎臓からは出ている」とのこと。大きさはさらに成長して1.3センチぐらい。「これぐらいだと出ないかもしれませんねえ」とN医師。とはいえ、いつも1センチぐらいのは自然に排出されている。ぼくの尿管はもう、石でガバガバになっている。もう少し様子を見ることに。これも来月、同時にまたレントゲンを撮る。
どうしてこう、下半身の病気になるのか。
RIZAPは母の葬儀で1度飛ばした。8回が終了した。なかなか体重が減らない。81.6から始まって現在78.2あたりをうろうろしている。まだ3キロ減だ。トレーナーは「なんとか10キロを目指しましょう」と言ってくれるがトレーニングはかなりきつい。前回は10日ぶりだったせいでまた吐きそうになった。糖質は結構絞っているが、脂質が絞れない。もうチキンを食いまくるしかない。
PSA上昇。少しマズいのかな
2019年4月2日火曜日
きのう、新元号が「令和」になった。皇太子殿下は僕よりも1学年上だ。僕は令和を生きられるのだろうか。きょう、Y病院で2月26日、すなわち、陽子線治療が終わって12日後の検査結果が出た。PSA0.51ng/ml。結果を見たN医師は「うーん。上がっていますね。ちょっと観察していきましょう」。
陽子線治療をしてもPSAは上がる。2.0を超えなければよい。そう言われている。だが、0.037が照射終了直前の数値。それから2週間でそんなに上がるのか。ずっと抑え込まれていたのがポンと上がった。N医師は陽子線センターの数値を知らないので比較しているのは昨年12月18日の0.08。それででも、やや慌てたような顔つきでいるからこちらもかなりマズいのではないか、と思ってしまう。
「かなり急激な上がり方なのですか」と聞いてみる。「いや、ジグザグ、あがったり、下がったりなら、問題ないんです。上がり続けると新たな治療方法を考えないといけません」。僕が「では、また三カ月後に血液検査をして観察しますか」と言うと「いや、きょう、血液検査をしていってください」。いやあ、かなりマズいってことだね、これ。次回、23日。きょうの結果をみて。
もう一つ。石の方だが、CTの結果、左腎の出口付近に直径1.1㎝の石があることが判明した。3年前に撮影したCTと比較したN医師が言う。「あー、これですねえ。これが腎臓の壁面をはがれて落ちたわけですね」と説明してくれる。石はちょうど、腎臓に戻ったり、尿管に入ったりするところにあるようだ。尿として排出される際には3つの関門があると言われているが、その最も狭い部分の最初の一つの場所だ。
クレアチニンなどの腎機能の数値が悪いのもこれですか?と尋ねると「まずそうですね。あまりひどくならないうちにとった方がよいかもしれません」。こっちもか。ここまで大きいと、衝撃波よりも経尿道的結石除去術が早い。
つまるところ、全身麻酔の上、さきっちょから管を入れてその中を内視鏡が進む。石のところでレーザーなどで破砕する。入院3日だとか。退院まで尿道カテーテルをする。まあ、それですっきりするならよいか。
N医師は「石よりもPSA」という感じではあったが、石は石で痛くなるから。23日にレントゲン撮影して再度、確認するようだ。どうであれ、その場で最善策を考えるしかない。LINEで状況を知らせた妻は動揺していたが。オチオチライザップ行ってる場合じゃないんだが。3回のトレーニング終了。体重は1キロしか減っていない。ホルモン剤の影響はかなり大きい。糖質、80グラムぐらいしかとっていないのだが。
気になる腎臓の数値
2019年3月28日木曜日
もともと糖尿などで定期的に通っているC病院で血液検査。あさ、プロテインを200CC飲んだだけだが、血糖値135mg/dlもある。HbA1cは6.5%とまだ高い。前回に比べるとHbA1cは0.4ポイント低下したが、まだ、高水準だ。
RIZAPに通い始めてまもないので糖質制限もしっかり体の中には浸透していないのだろうか。I医師は「いくら糖質を制限していても、糖はでますよ。ものすごい絞っていけば別ですが」と言う。中性脂肪は170mg/dlだ。標準範囲の上限は149だからまだ高い。ぞれぞれ、正常値にはもう少し。
だが、この日、もっとも気になったのは腎臓系の数値だ。クレアチニン1.70mg/dl、
尿素窒素36.2mg/dl、eGFRは 33.9。「クレアチニン2.0以上になったら腎臓内科で診察、という基準ですよ」とI医師。
心当たりがあるとすれば石だ。きのう、Y病院でCTを撮ってきた。これで尿路結石、腎結石を突き止める。まあ、確実に複数個は入っているが、その石が今回の腎機能低下を招くほどのものか、結果をみないとなんともいえない。
腎臓に陽子線照射は関係あるのか。今度、聞いてみないといけない。
陽子線センター再診は問題なし
2019年3月26日火曜日
照射が終わって一カ月ぶりに市立陽子線センターに戻ってきた。きょうは水を飲まずによいのだが、不思議なもので体は水を求めている。車内に置いてあるクリスタルガイザーを飲みながら到着した。
採血の項目があったので受付で「先月、Y病院で採血したデータは届いていませんか」と尋ねたところ何も来ていない、とのこと。あとで主治医のH医師に聞くと「いやあ、Y病院のドクターは忙しいのか、こちらからお願いしてもなかなか送ってくれないんですよ」と言うではないか。患者からすると、こういうことこそ、ネットワークでつないでもらいたい。患者の同意があれば互いの検査データが見られるようになれば大変にありがたい。
「では私から次回の検査の時にH医師にデータを送るよう伝えますね」と話すと「患者さんから言ってもらえればやってくれるはずです。お願いします」とのこと。なんか、病院のランクでもあるのかね。
この日は、採血以外では尿の勢いの検査があったが、問題なし。かなり勢いよく出た。数値を確認するのを忘れてしまったが、尿の出方は相当戻っている。
H医師には「ライザップを始めたのですが体重の減りが遅くインストラクターが困っている」と伝えた。前述したが、リュープリン、カソデックスの効果は半年は続くため、体重の減少も普通の人よりも遅いとのこと。やる気や根気がないこと、すぐに疲れること、なども同様だという。
そのライザップだが、きのう、初めて実際のトレーニングに突入した。自分の一番下の娘より1歳年上の女性トレーナーだったからこちらも気を遣う。上半身中心、大胸筋、腕の筋肉を鍛えたが、つらかったのは腹筋と腕立て伏せ。腹筋はとくに首の肉があごを引くために食道を圧迫し、非常に苦しい。もちろん、腹筋そのものも痛い。胃がひっくり返るような感じ。わずか45回ぐらい(15×3セット)なのに。
トレーナーのTさんは「次回は下半身中心ですから、いまの状態ですとちょっとキツいかもしれません」とニッコリ。なんとサディスティックな。
RIZAPに通い始めた
2019年3月23日土曜日
いろいろと悩んだあげく、ライザップに通うことにした。ホルモン治療で増えた体重は生半可なことでは減らない。ましてやしばらくは抗男性ホルモンの影響が体内に残るから、普通の人よりもやせにくいようだ。
通うのは市内のサテライト店。基幹店舗と違い、部屋は小さく、だれにも会うことなくトレーニングする。だいたいがマンションの一室なので高級感はそれほどないが、基幹店とサービスはほぼ同じだ。
初期投資は相当なものだ。入会金は人からの紹介があって免れたが、それでも34万円ほどを振り込んだ。このほかに、プロテインなどのサプリが5万円ぐらい。別に他の製品で代用できるものもあるが、最初はよく分からないのでいくつかは言われるまま、購入した。
シミュレーションでは、2カ月、16回のトレーニングでカウンセリング時に計った体重81キロ(身長167センチ)は、僕が求める68キロにかなり近づける。シミュレーション上は3カ月あれば確実だが、少々頑張ればいけそうだ。
初回は食事などの説明があり、本格的なトレーニングは2回目から。とにかく、糖質を一定量に抑え、タンパク質を多く採る。基本はこれ。カロリーは結構緩く、しんどいのは水を毎日3リットル飲むことぐらい。タンパク質は普段で80グラム、トレーニングの日は160グラム。160グラムはさすがにプロテインを飲まないとしんどい。
食事の記録はライザップのアプリにするのだが、このアプリのデキがよくない。操作性がよくないのだ。なれるまでにしばらくは入力間違いばかりだった。
だが、不思議なことに、これまでも糖質制限は自分なりにしてきたが、トレーナーに話を聞き、一緒に頑張ってみる気になると、本気度が違ってくる。これまでなら「まあ、これぐらいならいいや」と思っていたのが、きっぱりとやめられる。ま、これがいまだけなのか、続けられるのか。自分が楽しみでもある。
そういえば、最近、しばしば油混じりの汗をかくようになった。手の皮はまだ薄いままでゴルフをすると結構痛いのだが、徐々にではあるが、いろんなところが戻りつつある。
照射終了23日目。RIZAPに頼るしかない
2019年3月9日土曜日
久しぶりに更新する。この間、ずっと副作用が続いてきた。もっともつらかったのは尿意がしてから我慢ができなくなるまでの時間だった。「したい」と思うとすぐに出そうになっていた。これが徐々に改善してきた。尿の間隔は最小で1時間ちょっとだったのも困った。
23日目のきょう、尿意がしてから、かなり我慢できるようになった。照射前の8割ぐらいにはなった。尿意の間隔は2時間近くになり、普通に戻りつつある。夜、起き出してトイレに行くこともかなり少なくなった。こうして考えると、個人差はあるのだろうが、膀胱系のトラブルは一カ月で概ね解消される感じだ。
これまでカサカサだった肌に油が戻ってきた。まだ、完全ではないが、吹き出た汗を拭うとヌルッとする油の感覚が出てきた。まだ加齢臭などは出ていないので完全ではないのかもしれない。この辺でよいのだがそうはいかないか。だが、当然ながら、男性ホルモンが戻ればPSAは上がる。バランスが大事になる。
最後まで戻っていないのが体重だ。ホルモン治療前から3.5キロ増のまま。現在81キロもある。
何かを始める、とか、ゴルフの練習を意欲的にする、とか、ホルモン治療前まではあった積極的な気持ちもあまり戻っていない。
そこで、体重を落とすのと同時に、何かを成し遂げる、やる、という気持ちを大事にするためにRIZAPに入会した。かなり大きな出費だが、高額医療で会社から戻ってきた付加金、保険で出た手術給付金(経皮的金属マーカー留置術は保険給付が20倍あった。てっきり10倍だと思っていたので10万円余分にきた)でかなりまかなえた。
もっとも2ヵ月16回の筋トレでどこまで痩せられるのか。シミュレーションすると70ぐらいまではいけそうだ。11キロ減。まだやっていないのでなんともいえないが、目標の68キロまでいくならあと1ヵ月は必要か。いろんなサプリも買わないといけなくて、結構な出費ではあった。
それでも、見も知らないアンバサダーにお願いして紹介してもらい、入会金分、1セッション分、さらにサプリメントなど5万円分、合計12万円分をいただいた。これでもなお、振込額は33万円ほどだった。真正面から行っていたら45万は必要だったということだ。頑張って突っ込んだお金の分、痩せる。初回(といっても初回は説明が中心)は21日だ。
おしっこが怖い
2019年2月26日火曜日
陽子線照射後初めて、もともと通っていたY病院N医師の診察を受けた。きょうは、いろんなことが聞きたくて少々質問攻めにした。
その前に数値を整理しておく。
リュープリンの最後の注射を打った2018年12月11日に採血した陽子線前、最終のPSAは0.08ナノグラム/mlだった。陽子線照射最終段階2月12日の採血で0.037だったから陽子線照射でざっと0.043下がったということか。もっともホルモン治療でおおむね下がっているので陽子線照射はむしろ、病巣を焼き殺す、という意味合いの方が強そうだ。
0.037という市陽子線センターでの数値を報告すると、N医師は「おお、かなり下がりましたね」と喜んでくれた。これからは再燃を「わたしがウオッチしていきますから」。で、何かお聞きになりたいこと、ありますか?と言われ、頭の中で用意してきた質問を繰り出す。
14日に照射が終わり、日に日に、おしっこの出が悪くなっていた。そればかりか、朝、起きる前までに多くて2回、夜中にトイレに行く。おしっこがしたくなると我慢できる時間がだんだん短くなり、我慢ができなくなるかも、という事態が近づいてきた。「放射線の医師はだんだんとよくなります、と言っていますが、どうでしょうか」と聞く。N医師は「そうですね、次第によくなるはずです」。様子を見るしかない。
とにかく、いまはいけるときにトイレに行く。これしか予防法はない。長時間のバス移動などトイレが不安な行動は慎もう。ゴルフ場もクラブハウス、茶店、いけるところでは出なくても出す。出ないだろうと思っても意外と出る。そこそこ出たな、という感じでも80㎖は出ているから。
もう一つ、聞きたかったのは、この緩みまくった体を引き締めるための強いトレーニングをしてよいか、ということだった。21日、糖尿病系でいつも通っているC病院の内科I医師に「まだ、ホルモン治療の影響が血液検査では色濃く残っています。男性ホルモンが少ない段階で筋トレしても効果は通常よりもないですよ。もう少し待たれたらいかがですか」と言われたからだ。
21日の血液検査は、ホルモン治療を始める前より大きく後退していた。リュープリン、カソデックスという抗男性ホルモンそのものに肥満になる副作用はない。ただ、抗男性ホルモンが体内に大量に入ると食欲が高まるのだ。それで食い過ぎる。悪循環。体重で結局5キロ超、HbA1cは6.2%から6.9%と圧倒的に悪化。中性脂肪374mg/dl、血糖値124mg/dl。どれもこれも非常に上昇していた。
やさしいI医師は「でもこれらの数値はホルモン剤による影響も大きいし、新陳代謝が悪くもなっていますから」。そして、「それよりも心配なのはこれです」と指を差したのがクレアチニン1.83mg/mlと尿素窒素33.4mg/dlだった。いずれも腎臓の数値をはかっている。
クレアチニンは尿でしか出ない。エネルギーを使うと代わりにできる代謝物の、そのほとんどは尿で排出される。これが高いということは腎機能が落ちているということだ。8mg/mlを超えると人工透析がいる、というレベルだからまだ低いが何らかの異常があるということだ。(もっとも、昨年12月11日のY病院での検査では0.98。この上昇は何?)
尿素窒素も、タンパク質が消費されるとできる老廃物。通常は、クレアチニンと同じく、腎臓の糸球体で濾過されて尿で出て行く。それが血液にたくさん出てきているというのは何か?脱水でもこのような症状は出るが、そうなのだろうか。
調べてみると、尿管結石でも数値は上がるようだ。それをN医師にぶつけてみる。「その可能性はありますねえ。ちょっと調べますか」。3月下旬にCTスキャンで左の石の状態を調べることになった。思えば、陽子線治療中からずっと左脇、背中が痛かった。どこかにあるはずだが、感覚としてはちっとも落ちてきていない。
「それで、やせるための強いトレーニング、してもよいでしょうか」と尋ねると「いいですよ。ただし、水をたくさん飲んでください。脱水がよくないので」。腎臓にも、そしてたぶん、膀胱にも。
きょう、Y病院では膀胱残量という検査をした。おしっこを出し切ってからどれぐらい膀胱に尿が残っているか、を計測する。素人考えでは出したのだからゼロでしょ、と思うが、そうではないようだ。陽子線センターの超音波と同じようにパンツを途中まで下げ、ゼリーを塗った上で膀胱の上をぐりぐりと超音波の棒で押される。Y病院では男性の技師さんが担当だったからまだよかったが。
結果は30㎖残っていた。「こんなにあるのですか?異常ですか?」とN医師に尋ねると「50以下なら正常です」と言われ、後遺症は最小限のようだ。採血をして病院を後にした。
薬代1000円を含めて4,510円。相変わらず病院は高い。
副作用はむしろ増幅しているのではないか
2019年2月16日土曜日
陽子線の照射が終わった夜、妻とドンペリを飲んだ。シャンパンが大好きな妻のお気に入りだが、下戸なので飲めてせいぜいフルートグラスで3杯。5、6杯は僕が飲まないといけない。さすがにそんなに飲んではいけないなあと思いつつ予想通り、飲み干した。
そこで起きたこと。まず、おしっこがたまっているのになかなか出てこない。いやあ、これはまずいぞ。結局、朝のトイレもなかなか出ず、まったくすっきりしない。タムスロシンを服用しているのに、このありさま。やはり、一気に、というのはよくないのだ。
翌15日は夕食時にビールを一缶。これはどうということないはず。そこまでして飲みたいか、と思うのだが。
16日に新たに感じたのは、おしっこを我慢する時間が短くなったこと。尿意を感じると、いつもは1時間ぐらいは平気だ。ところが、この日の昼を境に、たまるとすぐに漏れそうになる。これが一過性なのか。明日以降、注視したい。
相変わらずだるい。倦怠感が抜けない。意欲も起きない。だが、前を向いて行くぞ。
照射が終わった。PSA0.037
2019年2月14日木曜日
最後の陽子線照射が終わった。管理区域の廊下から固定照射室に入る時、ほとんど毎日顔を合わせていた技師さんが「いよいよ、きょうで最後ですね」と声をかけてくれた。もうこの部屋に入ることはないんだ、と一歩一歩をかみしめながら歩く。クランク状になっている廊下。脱いだズボンを入れるかご、紙パンツ。そのすべてが感慨深い。もう体の横に黒いマジックで描かれた十文字ラインが消えようと、関係ない。
いつものように1分半程度の照射が終わると「長い間、お疲れ様でしたね」と技師さんが体を起こしてくれた。「ありがとうございました」と頭を下げ、彼と握手をした。寛解、完治に向けて、あとは自分でできることをするのみ。「Inspire the Next」と書かれた日立製の陽子線の固定照射器の文字を目に刻みつけて部屋を出た。
21回使ったロッカーにも一礼した。入退室の白いカードをかざして管理区域を出るともう、ここには戻れない。看護師さんにお礼を言い、外に出た。検査用トイレで尿の勢いを測る。尿量84.8㎖、最大尿流率19.3㎖/秒。尿量はちょっと少ないが勢いはよさそうだ。機械から吐き出されたこの数値が印刷された紙を持って外来診察室に行く。きょうは、なんと、主治医のH医師が体調不良で休み。代わりに女性のH医師と看護師のNさんが今後について説明をしてくれた。
まず先日の血液検査の結果を見せてくれる。PSAは0.037ng/㎖。5ヶ月間のホルモン治療終了後が0.18だった(最終の6ヶ月終了後の数値はまだ知らされていないので。)ことを考えると、この陽子線の照射でさらに下がったことになる。ただ、この数値が基準になるわけではなさそうだ。
「このあと、ホルモン治療の効果が徐々に薄れ、男性ホルモンの力が戻ってくると、PSAの数値は上がります。その上がったところを基準として、これから観察していきましょう」とH医師。
これから予想される後遺症として、①2週間程度すると頻尿になり、一月ほどすると、回復してくる②膀胱や尿道が粘膜炎を起こして血尿になる③便潜血、肛門の痛みがある④股関節周囲に痛みがあるーなどがあるかもしれないという。個人差があり、ひどい場合は受診すべし。フォローアップは来月に行う最初のチェックアップ以降は3年経過するまでは3ヶ月ごと。5年までは半年ごと。血液検査によるPSA監視はY病院でする、ことなどを確認した。5年経過してやっと寛解ということだ。完治は?さあ。10年なのか。
てっきり、これで市立陽子線センターには来ないものだと思っていたので少しうれしい気もした。そういえば、N看護師に「お酒はあとひと月、我慢してください」と言われて「えええええええ!」と驚きの声を上げてしまった。「いやいや、きょう、もう飲む気満々です」と声を出すと「もちろん、それで病気が悪化するわけではありません。ですが、尿道などが炎症を起こしておしっこが出なくなる人もいます。若い年齢ほど、陽子線があたって傷ついた尿道を治す力が強いので、アルコールが響きます」と。
まあ、そうなのだろう。酷いとカテーテルを尿道から突っ込んでおしっこを出すようだ。それはかなわない。だが、買ってきたドンペリはきょう、飲む。その後、節制すればいいや。
この日を境に、いろんなことをリセットしようと思う。違う自分になる、というのはちょっと違うが、後悔のない生き方をしていく。まず、ホルモン剤でよりふやけてしまった体を引き締める。パーソナルトレーニングにいく。看護師さんは「女性ホルモンがまだ強いので普段よりも体重の減りは遅いかもしれません」と教えてくれた。そうなんだ。でも、行こう。これからはブログにそうした記述もしていこうと思う。次の診察は26日、久しぶりにY病院に行く。再発とはどういうことか。どうなれば完治、寛解なのか。これから何を食えばよいのか。聞きたいことはまだまだある。